【一人チャレンジ企画】タイトル『トン…トン…』
優紀子は咄嗟にこの部屋に誰かがいるのだと確信した


そうとしか考えられない


とにかく携帯電話を手にしようと、探そうとした時









トン…トン…









っう…!





止めてよ…






なのに








トン…トン…







誰かがまた肩をたたく








止めてよっ!






少し呼吸が苦しくなる






上手く息が吸えない







それとは裏腹に何故、このような状況に陥っているのだろうかと冷静に考える自分もいた








ゆっくり







ゆっくり






振り返る







やはり、誰もいない






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