お姫様の作り方
【ガラスの靴の忘れ物】
「さて今度は学内カップルですよ!
2年の会田舞さんにおぉーっとここで登場です!2年生で噂のイケメンボーイ、灰吹優馬くんです!
舞さんは可憐なシンデレラですね。靴はパステルブルーのパンプスということでまるでガラスの靴のようです!とっても可愛い!
優馬くんもシンデレラをエスコートする王子様の仮装がとてもよく似合っています。おや?優馬くんが持っているのは…ソフトクリーム?」
突然スポットライトがあたしに当たって、あわあわしてしまう。
そんな中、隣にいる優馬くんは我関せずといった顔をして、まるでスポットライトなんて見えていないみたいにも見える。
「ゆ、優馬くん…恥ずかしくないの?」
「何がだよ。」
「スポットライト…当たってるんだけど…。」
「別に。つーか俺が嫌なのはお前のその可愛い格好がこんなに大勢に見られてることなんだけど。」
「へっ?」
そう言いながら優馬くんはペロッとソフトクリームを舐めた。着替えてから買った、パンプキンソフトだ。
「あーまじ嫌。お前の可愛い格好とか俺だけ見てれば充分だろ。他の男は他の女で我慢しとけ。」
「…っ…可愛いって1回で大丈夫だから!間に合ってる!」
「可愛いんだから可愛いっつーだろ、普通。つーか顔赤い。暑いんなら食うか、パンプキンソフト。」
「たっ…食べる!」
優馬くんからパンプキンソフトを受け取って、ペロリと舐めた。
すると、優馬くんの顔が突然ぐっと近付いてきた。
「んっ!?」
ペロリと舐められたのは、パンプキンソフトではなく私の口元。
それを見た女の子たちが一斉に悲鳴をあげる。後夜祭で2回目の大きな悲鳴だ。
「っ…優馬くん!み、みんな見て…!」
「たけどそれがなに?つーか別にソフト、ついてなかったけどな。」
「だっ…だったらますますなんでっ…!」
「ソフトよりお前の方が美味そうだなーって思ったから。ちょっとした独占欲?」
「っ…!か、可愛く言ってもだめなんだからっ!」
「さて今度は学内カップルですよ!
2年の会田舞さんにおぉーっとここで登場です!2年生で噂のイケメンボーイ、灰吹優馬くんです!
舞さんは可憐なシンデレラですね。靴はパステルブルーのパンプスということでまるでガラスの靴のようです!とっても可愛い!
優馬くんもシンデレラをエスコートする王子様の仮装がとてもよく似合っています。おや?優馬くんが持っているのは…ソフトクリーム?」
突然スポットライトがあたしに当たって、あわあわしてしまう。
そんな中、隣にいる優馬くんは我関せずといった顔をして、まるでスポットライトなんて見えていないみたいにも見える。
「ゆ、優馬くん…恥ずかしくないの?」
「何がだよ。」
「スポットライト…当たってるんだけど…。」
「別に。つーか俺が嫌なのはお前のその可愛い格好がこんなに大勢に見られてることなんだけど。」
「へっ?」
そう言いながら優馬くんはペロッとソフトクリームを舐めた。着替えてから買った、パンプキンソフトだ。
「あーまじ嫌。お前の可愛い格好とか俺だけ見てれば充分だろ。他の男は他の女で我慢しとけ。」
「…っ…可愛いって1回で大丈夫だから!間に合ってる!」
「可愛いんだから可愛いっつーだろ、普通。つーか顔赤い。暑いんなら食うか、パンプキンソフト。」
「たっ…食べる!」
優馬くんからパンプキンソフトを受け取って、ペロリと舐めた。
すると、優馬くんの顔が突然ぐっと近付いてきた。
「んっ!?」
ペロリと舐められたのは、パンプキンソフトではなく私の口元。
それを見た女の子たちが一斉に悲鳴をあげる。後夜祭で2回目の大きな悲鳴だ。
「っ…優馬くん!み、みんな見て…!」
「たけどそれがなに?つーか別にソフト、ついてなかったけどな。」
「だっ…だったらますますなんでっ…!」
「ソフトよりお前の方が美味そうだなーって思ったから。ちょっとした独占欲?」
「っ…!か、可愛く言ってもだめなんだからっ!」