Helloween Night【短】
「今日が何の日か知ってるか?」
仕事を終えて帰って来た冬夜に小首を傾げると、彼がやっぱりと言わんばかりに笑った。
「ハロウィンだよ」
「あぁ……」
「ん」
「何?」
「せっかくだから、柚葉に仮装して貰おうと思って」
眉を寄せながら差し出された袋を開けると、バニーガールのセットが出て来た。
「バカじゃん……」
「言うと思ったけど、実はそれ貰い物なんだよ。でもまぁ、せっかくだから着てみたら?」
冷たい視線を送ると、冬夜が視線を逸らした。
「トーフ、お土産だぞ〜」
トーフの頭には大き過ぎたうさ耳のカチューシャは、結局トーフの体に収まった。
「アンッ!!(オレは犬だぞ!!)」
この後、冬夜は何とかして柚葉にうさ耳を着けて貰おうと試み、柚葉の機嫌を損ねるのだった――。
END.
仕事を終えて帰って来た冬夜に小首を傾げると、彼がやっぱりと言わんばかりに笑った。
「ハロウィンだよ」
「あぁ……」
「ん」
「何?」
「せっかくだから、柚葉に仮装して貰おうと思って」
眉を寄せながら差し出された袋を開けると、バニーガールのセットが出て来た。
「バカじゃん……」
「言うと思ったけど、実はそれ貰い物なんだよ。でもまぁ、せっかくだから着てみたら?」
冷たい視線を送ると、冬夜が視線を逸らした。
「トーフ、お土産だぞ〜」
トーフの頭には大き過ぎたうさ耳のカチューシャは、結局トーフの体に収まった。
「アンッ!!(オレは犬だぞ!!)」
この後、冬夜は何とかして柚葉にうさ耳を着けて貰おうと試み、柚葉の機嫌を損ねるのだった――。
END.