Helloween Night【短】
遡る事1時間、珍しく仕事が早く終わった理人さんから電話が掛かって来て、半ば強引に彼の家に連れて来られた。
相変わらず忙しい理人さんの事を心配しつつ、シャワーを浴びに行った彼が戻って来る前にバッグに忍ばせておいた衣装に着替えた。
「瑠花、お待た……」
「トッ、Trick or treat!」
恥ずかしさで視線を泳がせながら言うと、視界の端に映った彼がキョトンとした。
「……それ、自分で用意したの?」
「いえ、あの……英二さんと間宮さんが、理人さんが喜ぶからってプレゼントしてくれて……」
真っ黒なワンピースに角付きのカチューシャを着けたあたしに、理人さんが困ったように微笑む。
「悪魔、って言うよりも小悪魔だね」
「え……?」
この後、瑠花は真夜中まで理人に愛され続ける事となり、益々彼の体が心配になるのだった――。
END.
相変わらず忙しい理人さんの事を心配しつつ、シャワーを浴びに行った彼が戻って来る前にバッグに忍ばせておいた衣装に着替えた。
「瑠花、お待た……」
「トッ、Trick or treat!」
恥ずかしさで視線を泳がせながら言うと、視界の端に映った彼がキョトンとした。
「……それ、自分で用意したの?」
「いえ、あの……英二さんと間宮さんが、理人さんが喜ぶからってプレゼントしてくれて……」
真っ黒なワンピースに角付きのカチューシャを着けたあたしに、理人さんが困ったように微笑む。
「悪魔、って言うよりも小悪魔だね」
「え……?」
この後、瑠花は真夜中まで理人に愛され続ける事となり、益々彼の体が心配になるのだった――。
END.