Helloween Night【短】
「七星、もうイイか?」
「ダッ、ダメ!」
先週、優子と遊びに行った時に盛り上がって買った、ハロウィンの仮装用の衣装。
これを持って上杉先生の部屋に遊びに来たものの、やっぱり着る勇気が無くて持って帰るつもりだったのに、袋の中身が先生にバレて無理矢理着るハメになってしまった。
「開けるぞ」
「えっ!?ちょっと待っ……!」
言葉を遮るように開いたドアから、上杉先生が顔を覗かせる。
「おっ、アリスじゃん!可愛い♪」
ブルーのドレスと白いエプロンに身を包んだあたしに、柔らかい笑みが向けられた。
「さて、問題です。ハロウィンの呪文は何でしょう?」
「ト、Trick or treat?」
「正解♪お菓子はないから、代わりに俺の愛で許して?」
この後、七星は良平によって何枚もの写真を撮られ、心底後悔するのだった――。
END.
「ダッ、ダメ!」
先週、優子と遊びに行った時に盛り上がって買った、ハロウィンの仮装用の衣装。
これを持って上杉先生の部屋に遊びに来たものの、やっぱり着る勇気が無くて持って帰るつもりだったのに、袋の中身が先生にバレて無理矢理着るハメになってしまった。
「開けるぞ」
「えっ!?ちょっと待っ……!」
言葉を遮るように開いたドアから、上杉先生が顔を覗かせる。
「おっ、アリスじゃん!可愛い♪」
ブルーのドレスと白いエプロンに身を包んだあたしに、柔らかい笑みが向けられた。
「さて、問題です。ハロウィンの呪文は何でしょう?」
「ト、Trick or treat?」
「正解♪お菓子はないから、代わりに俺の愛で許して?」
この後、七星は良平によって何枚もの写真を撮られ、心底後悔するのだった――。
END.