やっぱ幼馴染?
【第七話】 早く帰ろう -雅-
練習が終わった。樹は悠々と部室に行って着替えている。
私は…まあ、これでもマネージャーやけん…ちゃんと後片付けとかをしている。
さっきの…告白のこと…まだ立ち直れない。
いや、樹が今までにも何人かに告られていたのは知っている。
でも何でだろう…何か今回のはすっごい苦しい。
言葉に出来ないけど…言葉に出来ないから苦しいのかな?
…でも樹はどうするんやろ…やっぱ付き合うんかな?でも今までの子振ってきたから…。
どないするんやろ、でも私の知ったこっちゃないねんな!!
樹が告白されとったんはショックやったけど、それ以上の事はない。
さっきあんな現場を見て勇人にどないな態度とればええんやろ?…それは考えとるけど。
でも樹は私が知っとるなんて思ってもないはずやし、大丈夫やよね。
とか前向きに考えてみる。何て健気な私。
「なぁ、雅!!早よ帰らへん?」
誰か…というか樹が私の背中をポンッと叩いて言う。
私はちょっとビクッてなって後ろを振り向きながら樹に言った。
「待てや…私まだやることあるし…しかもカバン部室や。」
「カバンなら俺が持ってきたで!」
…そう言いながら私のスクールバッグを掲げる。
「あ、まじや。」
「だから早よ帰ろ?」
「だから仕事あるって言うとるやろ!」
ホンマにうるさい奴じゃの…そう思いながら私は眉間にしわをよせる。
「マネージャーやもんな。分かった、待っとるわ。」
樹はそう言うと私のたっているすぐ横に座った。
*
15分後。
「お待たせ、終わったで。」
私は仕事を終わらせ勇人に声をかける。
樹は私のカバンを抱えたまま、前かがみになりこっくりこっくりしていた。
「ごめんな、樹。終わったから早よ帰ろうか。」
私は樹の肩を軽くゆすりながら言う。
「お疲れ様。」
目をぱっちり開いて私に笑顔を見せる。
そして樹は私にカバンをポンと乱暴だが何か優しく投げる。
そして私達は並んで校門へと歩き出す。
練習が終わった。樹は悠々と部室に行って着替えている。
私は…まあ、これでもマネージャーやけん…ちゃんと後片付けとかをしている。
さっきの…告白のこと…まだ立ち直れない。
いや、樹が今までにも何人かに告られていたのは知っている。
でも何でだろう…何か今回のはすっごい苦しい。
言葉に出来ないけど…言葉に出来ないから苦しいのかな?
…でも樹はどうするんやろ…やっぱ付き合うんかな?でも今までの子振ってきたから…。
どないするんやろ、でも私の知ったこっちゃないねんな!!
樹が告白されとったんはショックやったけど、それ以上の事はない。
さっきあんな現場を見て勇人にどないな態度とればええんやろ?…それは考えとるけど。
でも樹は私が知っとるなんて思ってもないはずやし、大丈夫やよね。
とか前向きに考えてみる。何て健気な私。
「なぁ、雅!!早よ帰らへん?」
誰か…というか樹が私の背中をポンッと叩いて言う。
私はちょっとビクッてなって後ろを振り向きながら樹に言った。
「待てや…私まだやることあるし…しかもカバン部室や。」
「カバンなら俺が持ってきたで!」
…そう言いながら私のスクールバッグを掲げる。
「あ、まじや。」
「だから早よ帰ろ?」
「だから仕事あるって言うとるやろ!」
ホンマにうるさい奴じゃの…そう思いながら私は眉間にしわをよせる。
「マネージャーやもんな。分かった、待っとるわ。」
樹はそう言うと私のたっているすぐ横に座った。
*
15分後。
「お待たせ、終わったで。」
私は仕事を終わらせ勇人に声をかける。
樹は私のカバンを抱えたまま、前かがみになりこっくりこっくりしていた。
「ごめんな、樹。終わったから早よ帰ろうか。」
私は樹の肩を軽くゆすりながら言う。
「お疲れ様。」
目をぱっちり開いて私に笑顔を見せる。
そして樹は私にカバンをポンと乱暴だが何か優しく投げる。
そして私達は並んで校門へと歩き出す。