ツンデレ★王子
「ったく、あと少ししか食べる時間がないじゃないか」


ハンカチを受け取り先輩は元の席に座った。


「ホントだ!急がなきゃ!」


あたしも先輩の隣りの席に座る。


「…おい、何してるんだ?」

「何って、先輩と一緒にご飯食べるんじゃないですかー」

「理由は?」

「んー…『彼女』だから?」


そうとびっきりのスマイルで言うと、


「帰れ」


とびっきりドスのきいた声で言い返された。
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