ツンデレ★王子
「先輩ー!ビックニュース!」

「今忙しいんだ、後にしてくれ」

「あたしね!あたしね!」


先輩の言ったことは気にもせず話を続ける。

先輩は邪魔されながらもペンを動かしていた。


「痴漢にあっちゃった~!」


ピク…

機敏に動いていたペンが止まる。


「あ!でもちょっと触られただけだよ?」

「……」

「いやぁ痴漢にあうなんてあたしも大人になったもんだなぁ~」

「……」

「ね!先輩もそう思いません?」
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