ツンデレ★王子
そう怒って先生は生徒会室から出て行った。

あたしは見つからないように慌てて隠れる。


「はぁー…」


少し開いた扉のすき間からもれた先輩のため息。

朝も放課後それから昼休み…

先輩を困らせてるのは明らかにあたしだ。


「そこで何をやってる」

「…あっ!なんでもないですよーさぁ早くお弁当食べましょ!」


そういえば最近先輩忙しそうだったよね。

なのにあたしといたりして…

いくらあたしが好きだからってそんなにまでしなくても…

…そりゃ先輩の気持ちは嬉しいんだけどさ。
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