ツンデレ★王子
「…おい」

「……」

「寝たのか?」


はいはい。

寝てますよーだ!

だから話しかけないで!

先輩は席を立上がるとあたしに近付いてきた。

ジッとあたしを見る。

何?

あたしの顔になんか付いてる?

あたしがそう思っているのに気付かず、先輩はずっと見続ける。

そして先輩が机に手を置いて次にしたこと。

ふっと唇に感じるこの感覚…

これって…
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