ツンデレ★王子
「こんな格好でよかったかなぁ…」


今日は待ちに待った?クリスマス。

時が経つのが早いのを、こんなにも憎いと思ったことはこれまでない。


「上がって」


チャイムを鳴らし、玄関から出て来た先輩。

いつもと違うラフな格好に、少し胸がときめいた。

広いリビングに通され、フカフカなソファーに座る。


「お前緊張しすぎ」


ガチガチなあたしを見て先輩が笑った。
< 192 / 251 >

この作品をシェア

pagetop