ツンデレ★王子
第四章

真実

「はぁ!?何それ!」


恒例となったななへの報告で、クリスマスにあったことを話す。

だよね、驚くよね。

あそこまでして止めるなんて…

しかも「あたしがもっと大人になってから」だなんて…


「あのじじぃ…タダじゃおかねぇ」


え…そっち?


「ウチが聞いたときは『ワシが校長?』つってボケたフリしやがってさぁ」

「…ちょっとなな!仮にも校長先生なんだよ!」

「愛里を心配して聞いたのに…」


…そうだったんだ

ななってば…


「愛里の成績からして退学にでもされるのかと思って…」


うん…心配ありがとう。
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