ツンデレ★王子
なな
それからどれくらい時がたっただろうか。
抜いた草は山盛りに積まれ、手が泥だらけになってきたころ、遠くから声が聞こえた。
「…あれ?愛里?」
見上げて見覚えのある顔を見つけると、あたしはその子に大きく手を振った。
その子は何も言わず、こっちへ向かってくる。
なぜか早歩きで。
「ねっ見て!この草の量!あたしが全部やったんだよ!すごいでしょ!」
「……」
あたしは誇らしげに話を続けた。
抜いた草は山盛りに積まれ、手が泥だらけになってきたころ、遠くから声が聞こえた。
「…あれ?愛里?」
見上げて見覚えのある顔を見つけると、あたしはその子に大きく手を振った。
その子は何も言わず、こっちへ向かってくる。
なぜか早歩きで。
「ねっ見て!この草の量!あたしが全部やったんだよ!すごいでしょ!」
「……」
あたしは誇らしげに話を続けた。