ツンデレ★王子
「ごめんって許して!」

「絶対ヤダ!だいたい愛里はさぁー…」

「まぁまぁそのへんで許してあげなさい」


突然声が聞こえた。

あたしを助けてくれる渋い声。

振り向くとニコニコと笑う顔。


「おじいちゃ~ん!」


あたしは勢いよく泣き付いた。

おじいちゃんは頭をなでて慰めてくれる。


「おじいちゃん、あの子がいじめるの」


おじいちゃんの影に隠れながらななを指差した。
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