ツンデレ★王子
家を飛び出して早5分。

…道に迷いました。


「ここで道が二手に別れるのってあり?!前来たときはなかったのに!」


当たり前です。

そこは違う道なのだから。


「あーどぉしよ…」


辺りを見回してみる。

すると一つだけ目に止まったものがあった。


「これだ…」


あたしはそれを拾い上げ、地面に立たせる。


「頼むよ、あたしの運命の棒…」


そう言ってさっと手を離した。
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