ツンデレ★王子
それからというもの、毎日同じ時間帯のバスに乗り、たくさんの人に囲まれながら登校した。

王子様と毎日会える!

それだけで幸せだった。

たまに隣りになったりするとそれはもぉドキドキで…

心臓が破裂しそうなくらいになるので、登校するだけで疲れていた。

こんなんだから話しかけることなんてできず、何日たっても名前も学年も知ることができなかった。

そしてどんどん想いを募らせ、一ヵ月が経とうとしていた。
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