ツンデレ★王子
「あの…おじいちゃん」


袋に詰めていて顔が見えないのをいいことに、気になっていることを聞いてみることにした。


「さっき…ななと何話してたの?」

「なな?…あぁ、あの子か。別にたいしたことじゃないよ」

「そっか…」

「…よし!これくらいでいいだろう」


おじいちゃんは立ち上り、たくさん苺が入った袋をあたしに渡してくれた。

予想外の重さにちょっとよろめく。
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