出会ってしまったから
高校の春
印象的・・・・
私は斉藤幸(さいとうさち)
今日から高校一年生・・・
大好きな高野先輩と一緒の高校に受かっちゃった・・・・・
やったー
すっごい嬉しいんだけど・・・
「幸、良かったね、これで付きあえるかもよ?」
中学からの友達の美優(みゆ)がニヤニヤしながら言って来た
「つ・・付きあうなんて・・・無理だよ!」
「何言ってんのよ、その為に同じ高校にしたんでしょ?」
「そうだけど・・・そういうのには順序があるし・・・」
「いつまで奥手でいるつもりよ!」
その時、廊下に友達らしき人と話している高野先輩が見えた
「あっ高野先輩だ」
「話しかけてきたらいいじゃない!」
「そんな事・・・」
「もうっ仕方ないわね!」
そう言って美優は私の腕を引っ張った。
「ちょっと美優!?」
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