出会ってしまったから

「二人の時は恋人になりたい」



私は小声で言った



わがままだって分かってるけど



もう止まらない



「え？分かったよ、二人の時だけだからな？」



「うん・・・」



先生の手が私の背中に来た



ドキッとして背中に力が入る



「まさか生徒を好きになるなんてな」



「思ってなかった？」



「ああ、ちっとも」



「後悔した？」



「おいっする訳ないだろ？どんだけ好きだと・・・」



「えへへっ嬉しい、私も先生を好きになるなんて思ってなかったな」



「後悔したのか？」



「もうっ同じこと言わないでよ！それにする訳ないもん」



「あははっ」



「もう・・・」



先生はこれから私に出会った事を後悔するかもしれない・・・




して欲しくない・・・先生はしないって信じてるよ、私。