出会ってしまったから
「ダメ?」
「・・・仕方ないな」
先生は私の方に向き、腕の上に私の頭を乗せた
先生の顔が思ったより近くて
また心臓の音はうるさくなった
これでどうやって寝るの?
こんなに先生の顔が近い・・・
目なんか合わせられない
「いつになったら緊張しなくなるんだか」
「えっ何で・・・分かるの?」
「体が固まってるし・・・」
「だって・・・直記の顔が近くて」
「嫌だ?」
「嫌じゃないよ、ドキドキする」
「近いだけでドキドキすんのか?」
「うん・・・」
「可愛いな、おまえは」
「そんな事・・・・」
「いいから、早く寝ろよ?」
「うん・・・・」
「あっでも、その前に・・・」