出会ってしまったから




先生はとても優しい目で私に言った



その一言でまた先生を好きになる



「ううん、嬉しかった」



「嬉しい?」



「うん、だって直記を近く感じた、それに気持ち良かったし」



「え?俺、遠かった?」



「うん、私に背を向けたでしょ?だから・・・」



「え、あれは、幸の顔見てたらきっと我慢できなくなるからで」



「え?」



「ああ、だから無理やりこんなキスしちゃうし」



「嫌じゃなかったよ?」



「でも、ビックリしただろ?」



「そりゃあビックリしたけど、嬉しかったもん、彼女って感じがした」



「彼女だよ、キスするとか関係なく幸は彼女なんだけど」



そんな事言われたら顔が赤くなっちゃう



「うん・・・」



そして気が付いたら私は眠っていて・・・



朝になっていた。
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