出会ってしまったから




「分かった、ワンピースにするよ!」



「最初からそうすればいいんだよ」



私は丈の長い、露出が少ないワンピースを着た



「まあさっきよりは、ましだけど、丈もう少し短い方が俺は良いと思うけど」



「これでいいの!」



髪も何もせず、私は兄と外を出た




待ち合わせ場所にはもう高野先輩がいた




「高野っ」



兄が言った




「斉藤・・・」




美優まだ・・かな



「今日は幸って呼べよ」



「ちょっとお兄ちゃん」



「いいじゃん」



好きじゃないのに・・・



「いい?幸って呼んで」



高野先輩が聞いて来た



「はい・・・」



そう言うしかないじゃない・・・・
< 145 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop