出会ってしまったから




私・・・見る目あったんだなあ




「そんなこと・・・」



「そっか・・・何か会ったら言っていいから」



「はい、ありがとうございます」



「ため口でいいよ?」




「でも・・・」



「いいから」



高野先輩はそう言って、兄の後について行く



「高野先輩って本当良い人だよね、優しいし、カッコイイし」



「うん・・・本当」



席の前に着くと、




「幸は高野の隣な」



兄はニヤニヤしながら言った



美優は私の顔を見る



「大丈夫だって」



と美優は私に言い、兄の隣に座った



私は仕方ないと思い、高野先輩の隣に行った



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