出会ってしまったから




先生は手を急に離した



私から離れて、先生はその場にしゃがみ込んだ



先生・・・我慢してるのかな



いいのに・・・我慢しなくたって



「先生、触ってもいいよ?」



「何言ってんだ・・・女から」



「だって・・・全然嫌じゃない」



「卒業したらな・・・」



「嫌だよ!私、先生と結ばれたい」



「斉藤・・・俺だってそうだけど」



「先生と普通の恋人になりたいよ・・・」



ついに・・・声に出てしまった



私の本音・・・



言っちゃいけないと思ってた



でも・・・もう抑えきれない



頬に涙が伝った




先生は何で私の担任なの?



そんな事を思ってしまった自分は



きっと先生を好きになりすぎたんだ
< 177 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop