出会ってしまったから
悲しい夜
「先生と別れるのかな?」
「は?どういうこと?」
「今日・・・先生に聞かれたんだ、先生と付き合ってて幸せか?って」
「幸せでしょ?」
「分かんないんだ・・・最初から先生とは幸せになれない様な気がして」
「そんなことないって!時が経てば、幸せになれるよ!」
「待てない・・・待てないよ!無理なの・・・」
「何で?」
「先生と一度恋人同士みたいなことしちゃったら、本当の恋人になりたくてたまらなくなった」
「あと2年半したらなれるじゃん」
「うん・・・でも、もう先生、私と別れる気だと思う、今日分かったんだ」
「きっと今の気持ち、全部言ったら、別れるなんて事にはならないと思う」
「そうかな・・・」
「そうだよ!」
「頑張ってみる・・・」
「今、電話してみたら?」
「え、迷惑じゃないかなあ」
「もう仕事終わってるって」