出会ってしまったから




放課後・・・



私はテニス部が終わるまでひたすら待っていた



先生と会いたい



また前と同じ時間に会いたい



先生ともっと一緒にいたいよ



窓を見ていると、もう終わった様だった



私は鞄を持って、走って階段を降りた



「はあっはあっ」




「斉藤・・・もう会わないって」



「先生・・・あの言葉は嘘だったの?」



「斉藤、部室で話そう」



私は部室に入った



「何が嘘だって?」



「先生、言ってくれた、私と会う事が癒しの時間って」



「ああ、言ったよ」



「今は違うの?」



「違わないよ」



「じゃあなんで?」



< 219 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop