出会ってしまったから
放課後・・・
私はテニス部が終わるまでひたすら待っていた
先生と会いたい
また前と同じ時間に会いたい
先生ともっと一緒にいたいよ
窓を見ていると、もう終わった様だった
私は鞄を持って、走って階段を降りた
「はあっはあっ」
「斉藤・・・もう会わないって」
「先生・・・あの言葉は嘘だったの?」
「斉藤、部室で話そう」
私は部室に入った
「何が嘘だって?」
「先生、言ってくれた、私と会う事が癒しの時間って」
「ああ、言ったよ」
「今は違うの?」
「違わないよ」
「じゃあなんで?」