出会ってしまったから
「あっ見て!クラスの表があるよ」
美優は大きい表を指差した
「あっ本当だ」
「やったー!私のクラスの担任篠田先生だ!」
「私は楠木?先生?(くすのき)」
「楠木って、ほらっさっき新しく入った先生の中の一人でしょ?顔が強張ってた」
「あっあーあの人か」
そう・・・一人、篠田先生とは真反対な怖そうな先生がいたっけ?
でも肌が白くて顔が濃くて若くて目がキリってしてた
「そうだよ、怖って思ったもん」
「目がキリっしてるもんね」
「まあね・・・あーあ、クラス違うねえ」
美優はがっかりした様に顔を下に向けた
「でも、いつでも会えるよ」
「まあそうだけどさ」