自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
4月11日(木)

 午前5時40分起床。

 今日は妊婦健診の日。



 最近は健診の日もそこまでヒステリックにならなくなった。

 中の人(胎児)は何gになっているかなと、夫と会話する余裕まで出てきている。


 3Dや4Dのエコーで中の人の成長を確認するのは、わりと面白い。



 いつもどおり入浴までを終え、プリンを食べた後、産婦人科へ。


 中の人(胎児)は二週間前まで、標準より少し大きめに成長している。

 私は身長が155cmしかないので、胎児が大きくなりすぎると難産になるらしい。

「あんまり大きくなりすぎてると困るな」

「大丈夫じゃない?」と夫。



 今日の健診では、心電図を図った。

「徐脈ですね」

 私は人よりも心拍数が少ないらしい。持久運動を行う人がなりやすいスポーツ心臓で洞性徐脈というもの。

 前回の健康診断でも出ていた。

「4月から移動があって、今日から新しい女医先生なんですよ」と看護婦さんに教えられた。

 妊娠中期まで見てくれていた若い女医さんがよかったけれど、まあ、女医先生ならいいかと思う。



 内診の際に「胸とお尻が痒い」と伝える。

「う~ん、異常はないね。なんだろうね」とあっけなく言われた。

 異常ないならまあいいかと思う。



 夫が呼ばれてエコーを一緒に見る。

「これ、どうやるの?」と新しい先生はまだエコーになれていない様子。

 40代後半くらいの先生。

 エコー開始。



「お母さん華奢ですね。華奢な人は胎児が上の方にいる場合が多いんだけど、かなり頭が下まで降りてきていますね」

 不安になる。

「……それって、どういうことですか?」

「スポって生まれる。安産になりやすいということです」


 ホッとする。



「体重は1490g。身体はしっかり成長していて、お腹の肉が少ないかなという感じです。ちょっと小さめだけど標準ラインだし、お母さんが華奢だから正常範囲ですね」

 血液検査も多少貧血気味だけど、異常なし。


 健診を終えて、会計。今日は1500円くらいで済みそう。



「2960円です」



 ……心電図のせいだろうか。





 産婦人科を出る。

「すごいね! 大きくなりすぎたらヤバイって言ってたら、筋骨隆々の脂肪少ない子供に成長してるじゃん。めちゃめちゃ安産じゃない?」と夫。

 そうかもしれない。


 中の人、夫の弟の赤ちゃんの頃によく似ていたらしい。

 今回のエコーでは、どこが顔なのか、私にはあんまりよくわからなかった。


 夫の家系に似ているなら良かったと思う。夫も嬉しそう。






 お昼は豊中駅前の商店街にできたインドカレー屋さんへ。


 ランチタイムのレディースセット(950円)は、カレーが2種類選べ、チキンティッカ、かなり大きめのナン、サラダ、ドリンク、デザートまでついてきた。

 かなりお得。量が多くて、ナンを半分夫に渡した。


 つい2~3週間前までは、夫よりも食べれていたのに、今はそこまでではない。



 久々に2時間カラオケ。

 そこから曽根まで散歩する。


「ボウリングする?」と私。

「生まれそうで、なんか怖い」と夫。


 結局、卓球を30分して遊んだ。わりと楽しくていい運動になった。




 帰り道、夜ご飯の話になる。

 まだ昼間のカレーが胃に残っている。



 あんなに行きたかった鳥貴族も、今は考えるだけで胸焼けする。

 それに、ビールは飲みたくない。



 今日は各々がお惣菜を買って、家で食べることにした。


 私はスイカ6分の1カットと、三種のサラダを購入。

 夫は揚げ物やラーメン、ビール等を購入。


 夜ご飯。


 不思議なことに、夫がビールを飲んでいても全く飲みたいと思わない。

 ラーメンや揚げ物にも惹かれない。



 今は無性にスイカとポテトサラダが美味しい。



 ビールを2本飲み干した夫が、「何か買いに行かない?」と誘う。


 二人でコンビニに追加の品物を買いに行く。

 夫が珍しくポテチを購入。

 私にも何か買ってくれるというので、ポテトサラダと抹茶プリンを買ってもらった。


 家に戻って再び宴会。

 ポテチを食べてみたけれど、やっぱりあまり進まない。


 抹茶プリンとジャイアントコーンを食べてお腹いっぱいになった。




 数週間で、また食べ物の好みが変化している。



 本当に、妊婦は体調管理が難しい。



 2人目、3人目を生む妊婦さんはすごいなと思った。















 


 



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