自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
5月3日(金)

 秋田は寒い。まだ桜も咲いていない。おまけに雨が降っている。

 昨日の疲れと寒さで、起床は9時半になった。


 午前10時。朝食。

 お味噌汁、ウインナー、ひじき、塩鮭、おひたし等が並んでいる。


 便秘も治っていないしお腹も空いていないのに、つい全食材を食べてしまった。

 更には、昨日の夜に我慢したうどんも、お椀に少しだけ盛って食べた。



 便秘のままお風呂を沸かし、入浴。

 入浴中、母が扉越しに喋り掛けてきて、ゆっくり出来ない。


 汗、出ず。



 二階の部屋で夫に愚痴り、慰めてもらう。




 午前11時半。

 田沢湖に、はちみつ専門店と本格的なピザ釜でピザを焼いてくれるお店があると言われ、父の車で母と夫と4人で出かけることになった。


 車の中で仮眠。午後1時半、ピザのお店に到着。


 中に入ると、秋田にあるまじき光景!



 並んでいる!!



 待ち時間約30分と聞き、名前を記入して、同じ敷地内に併設されているはちみつ専門店を眺めに行く。

 雨が横なぶりに降っていて、すごく寒いのに、ここもかなりの賑わい。


 アカシアやとち、ブルーベリー、コーヒーなど、数十種類のはちみつや、はちみつ酢、ローヤルゼリー等の健康食品が試食し放題。


 楽しくて、美味しくて、ついつい全種類を試食してしまった。



 買い物は後にして、ピザ屋さんに戻る。



 さっきより、人が増えていた。



 秋田のタウン情報誌「あっぷる」を見ながら、順番を待つ。


 更に30分後、やっと席に通される。



 4種類のチーズとはちみつのピザ、マルゲリータ、シーフードピザを注文。


「テーブル脇のはちみつを、ピザの耳にかけて食べるとより美味しく召し上がれます」と店員さん。


 やってみる。


 塩味の効いたピザ生地がはちみつの甘さとマッチして美味しい!!


 サイゼリアのフォカッチャみたい。



 ピザはどれも美味しかった。

 中でも、高温でとろけた濃厚チーズにたっぷりのはちみつをかけて食べる4種類のチーズとはちみつのピザは絶品だった。

 ゴルゴンゾーラのピリッとした辛味と甘く滑らかなはちみつの相性は抜群!!





 ……そんなこんなで食べ過ぎてしまった私。



「もう、今日はいい!」と宣言する。

 なぜなら、敷地内には、はちみつをふんだんに使ったお菓子のお店まである。


 そこのはちみつシュークリームが美味しいと言われては、食べずに帰れない。


 早速行ってみる。


 はちみつロールケーキ、はちみつプリン、はちみつカステラ、はちみつクッキー……。


 どれもこれも魅力的。



 とりあえず、一人一個ずつ、はちみつシュークリームを購入。

 プラス100円で、ソフトドリンク(本日のコーヒー、オーガニックコーヒー、各種フレーバーティ、緑茶、ほうじ茶、ロイヤルミルクティなど)が飲み放題。


 イートインスペースで、各々好きなドリンクとシュークリームを食べた。

 はちみつシューが美味しいのはもちろんだけど、オーガニックコーヒーは本格的で、100円とは思えない……と、夫の感想。

 コーヒーが飲めるようになったら、絶対にまた来よう。




 最後に再びはちみつ専門店へ。

 お腹はいっぱいなのに、またはちみつを試食してしまう。



「やっぱり『とち』が一番美味しいね」と夫。

 アカシアよりも濃厚で、くせがなく、後味も爽やかな感じがする。


 バターを塗ったトーストにたっぷりかけたら絶対に美味しいだろうな。




 はちみつ専門店内では、ソフトクリームまで売っている。


 しかも、数種類の果物と、ナッツやシリアルから3種類をチョイスして、その場でオリジナルはちみつソフトを作ってくれる。

 そうして出来上がったはちみつソフトの上に、好きなはちみつをたっぷりかけて完成。


 これは、食べるしかない!


 夫はイチゴ、ブルーベリー、レモンをチョイス。

 私はイチゴ、チーズ、シリアル。



 食べ比べる。


 甘いものを食べ過ぎた後だったので、夫のソフトの方がさっぱりしていて美味しかった。



 それにしても、秋田の癖にすごい場所だった!!

 秋田も捨てたもんじゃないなと、上から目線で関心。


 中の人も、大好きな糖分が次々に入ってきて、大喜び。

 手足をぐりんぐりん動かしている。




 買い物を済ませて、家に戻ったのは午後8時。

 さすがに夜ご飯はスイカに留めておいた。




 食べ過ぎた。


 でも、楽しかった。




 体重測定は……恐ろしくて出来なかった。





 ダイエットは明日から頑張ろう。








 

 

 

 



 

 


 


 
< 182 / 248 >

この作品をシェア

pagetop