自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
二日目
5月28日(火)
朝6時 助産師さんが電気を付けに来る。
やっと、起床時間になった。
死ぬほど長い夜だった。
昨日以上に眠れなかった。
「元」中の人は、なかなか母乳を吸ってくれない。
特に右胸は、全く吸ってくれない。
仕方なく左胸で授乳を続けていたら、下着が胸にあたるだけで、ヒリヒリズキズキするようになってしまった。
お腹、むくみに加えて、胸までも痛くなった。
何故、入院中に痛いところが増えていくのだろう。
ホント、辛い……
とにかく、今日はなんとかして、右胸を吸わせるようにしないと。
助産師さんの診察時間。
母乳の出、体温、子宮の伸縮具合を確認する。
「子宮の伸縮はすごくいいね。お腹はどう?」「まだ、膣がかなり痛いです」
「ちょっと見せてね」
「ああ。S(私の苗字)さん、膣も腫れてはいるけど……、痛みの原因は『ぢ』だわ」
「……え??」
「出産する時、なっちゃったんだと思うよ」
絶句。
「これ、痛そうだから、先生に言って座薬処方してもらおうか」
「……はい」
「あと、トイレはビデ使ったほうがいいね」
「…………ビデって、どう使うんですか?」
「使ったことない?」「はい」
「そっか~、ぢも初めてなんだもんね」「はい」
「えっとね、便座の隣のボタンの~~」
ウォシュレット。
不潔な気がして、一度も使ったことないし、できれば一生使いたくなかったのに。
「じゃあ、後で座薬持ってくるから、それまでゆっくりしてて」
「ありがとうございます」
助産師さんがいなくなる。
ぢって。
ショック。
便秘の状態で出産したから?
ちゃんと治るのだろうか……
考える間もなく、授乳時間。
右胸でやってみる。
上手くいかない。
お腹がすいた。
7時半の朝食までに授乳を終わらせたい。
結局、痛みに顔を歪ませつつ、左胸で授乳をした。
眠れないと、ものすごくお腹がすく。
朝食の白米を8割くらい平らげた。
白いご飯がこんなに美味しいとは、思わなかった。
お通じは……無し。
お尻の痛みは、座薬のおかげでずいぶん楽になった。
新生児の沐浴は助産師さんが行うため、「元」中の人を一旦保育室に預ける。
ふと見ると、オムツの黄色いラインが、一部青色に変わっていた。
「……」
昨日のおしっこ噴射で、おむつ交換が恐怖になっている。
気づかなかったことにして、そのまま保育室に連れて行き、逃げるようにそそくさ戻った。
看護学生さんが、体温、脈、血圧を計りに来て、少し世間話をした。
早く夫、来ないかな。
9時の面会が待ち遠しい。
隣のベッドの人が、電話をしている。
「うん、今日の1時から退院出来るって。でも、3時におやつ出るから、それ食べてから帰る。だから、3時過ぎに迎えに来て」
退院、羨ましいな。
ホント、羨ましい。。
……。
て、ことは、赤ちゃんの数が一人減るんだ。
かなり、嬉しい。
今夜は少し、眠れるかもしれない。
午前9時。
きっかりに夫がやってきた。
朝6時 助産師さんが電気を付けに来る。
やっと、起床時間になった。
死ぬほど長い夜だった。
昨日以上に眠れなかった。
「元」中の人は、なかなか母乳を吸ってくれない。
特に右胸は、全く吸ってくれない。
仕方なく左胸で授乳を続けていたら、下着が胸にあたるだけで、ヒリヒリズキズキするようになってしまった。
お腹、むくみに加えて、胸までも痛くなった。
何故、入院中に痛いところが増えていくのだろう。
ホント、辛い……
とにかく、今日はなんとかして、右胸を吸わせるようにしないと。
助産師さんの診察時間。
母乳の出、体温、子宮の伸縮具合を確認する。
「子宮の伸縮はすごくいいね。お腹はどう?」「まだ、膣がかなり痛いです」
「ちょっと見せてね」
「ああ。S(私の苗字)さん、膣も腫れてはいるけど……、痛みの原因は『ぢ』だわ」
「……え??」
「出産する時、なっちゃったんだと思うよ」
絶句。
「これ、痛そうだから、先生に言って座薬処方してもらおうか」
「……はい」
「あと、トイレはビデ使ったほうがいいね」
「…………ビデって、どう使うんですか?」
「使ったことない?」「はい」
「そっか~、ぢも初めてなんだもんね」「はい」
「えっとね、便座の隣のボタンの~~」
ウォシュレット。
不潔な気がして、一度も使ったことないし、できれば一生使いたくなかったのに。
「じゃあ、後で座薬持ってくるから、それまでゆっくりしてて」
「ありがとうございます」
助産師さんがいなくなる。
ぢって。
ショック。
便秘の状態で出産したから?
ちゃんと治るのだろうか……
考える間もなく、授乳時間。
右胸でやってみる。
上手くいかない。
お腹がすいた。
7時半の朝食までに授乳を終わらせたい。
結局、痛みに顔を歪ませつつ、左胸で授乳をした。
眠れないと、ものすごくお腹がすく。
朝食の白米を8割くらい平らげた。
白いご飯がこんなに美味しいとは、思わなかった。
お通じは……無し。
お尻の痛みは、座薬のおかげでずいぶん楽になった。
新生児の沐浴は助産師さんが行うため、「元」中の人を一旦保育室に預ける。
ふと見ると、オムツの黄色いラインが、一部青色に変わっていた。
「……」
昨日のおしっこ噴射で、おむつ交換が恐怖になっている。
気づかなかったことにして、そのまま保育室に連れて行き、逃げるようにそそくさ戻った。
看護学生さんが、体温、脈、血圧を計りに来て、少し世間話をした。
早く夫、来ないかな。
9時の面会が待ち遠しい。
隣のベッドの人が、電話をしている。
「うん、今日の1時から退院出来るって。でも、3時におやつ出るから、それ食べてから帰る。だから、3時過ぎに迎えに来て」
退院、羨ましいな。
ホント、羨ましい。。
……。
て、ことは、赤ちゃんの数が一人減るんだ。
かなり、嬉しい。
今夜は少し、眠れるかもしれない。
午前9時。
きっかりに夫がやってきた。