自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
11月12日(月)

 土日は、何事もなく過ぎた。

 泣いて騒ぐのも疲れて、妊娠のことを考えないようにした。

 そのおかげで夫と揉めることなく、穏やかに生活できた。




 12日、11:30頃、友人Mと待ち合わせをした。

「久しぶり~」

 それから有機野菜のお店でランチ。


 話が尽きない。


 私の話は、妊娠についてのこれまでの話。今もまだ嬉しくない気持ち。病院の検診。生まれてからの不安。


 重い話も、彼女となら泣くほど深刻にならなかった。


 Mの方は、彼氏の話。結婚の話。おひとり様に慣れてしまった自分の話。



 ランチを終えて電車に乗って、ラーメン発明記念館へ。


 電車の中でも、声を抑えて話しまくった。


 二人でカップヌードルを手作り。

 カップに絵をかいて、見せ合って笑った。


 再び電車に乗って、カフェへ向かう。

 ケーキを食べながらおしゃべり。気が付いたら外が真っ暗になっていた。


 別れるのがとても寂しくて、家に呼んだ。

 夫が仕事から帰っていて、ピザを頼んでおいてくれた。




 三人でピザを食べながらおしゃべり。

 夫もMもお酒が大好きだけど、私のために炭酸水で我慢してくれた。


 Mが彼氏に電話して、みんなで交互に会話をした。

 私の番。電話を替わる。「おめでとう。オレの友達で子供欲しくない奴いたけど、産まれたらすごい可愛いって思ったから大丈夫だって」
「お腹が大きくなる前に、また四人で遊ぼうよ」と、励ましてもらう。



 夫が電話を替わる。
「悩みを相談できる友達が、大阪にいないんだよ。だから、大阪来てよ」等と話していて、Mと二人で笑った。



 あっという間の時間だった。

 Mは明日から3日間、学会がある。明日朝早いのに、遅くまで付き合ってくれた。


 最後にMから名刺を貰った。


 研究所の研究員。もっとすごい、長い肩書が書いてある。

 かっこいい!!

 Mはすごいなと思った。



 Mを駅まで見送って、家に戻った途端、急にお腹が痛くなった。



 はしゃぎ過ぎた疲れが、一気に来た。

 最近、歩き回った翌日は、気分が悪くなる。


 明日はまた具合が悪いのだろう。































 










< 24 / 248 >

この作品をシェア

pagetop