自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
1月3日(木)~帰省。
御飯の手伝いくらいで、後は家の中でゴロゴロしている。朝から夜までしっかり出される食事を食べ続けていたら確実に太る。
だけど外は雪。大阪とは異なり、長時間の散歩は難しい。
そこで、かまくらを作ろうと思い立った。同じくコタツの中でゴロゴロしている夫を無理やり引っ張り出し、父にやり方を聞いて、畑の一角に雪を寄せ始めた。
すぐにできると思っていたけれど、結構面倒くさい。飽き性の私はいい運動になったし、もういいかなと諦めてしまう。
ところが。
いつの間にか、イヤイヤ付き合わされている雰囲気だった夫と父の方が「この辺の雪の固め方が甘い」とか「こっち積みましょうか?」とか話しながら、夢中になっている。
しばしかまくら制作を二人に預けて、愛犬クッキーの犬小屋へ向かった。
せっかくだし、庭に放してやろう。
鎖を外して「来い」と命令すると、しっぽを振りながら私の足に纏わり……つかない。
何度呼んでも、私の少し手前で立ち止まり、悩むようにウロウロする。まるで、似ているけど違う人と疑っているみたい。
こんなこと初めてだ。
その後なんと、私を通り過ぎ、夫にジャレついたのだった。
「なんで~??」と驚く。
「もしかして、妊娠ホルモンのせいで匂いが変わっちゃってるんじゃない?」とクッキーをあやしながら夫が言った。
そんなこともあるのだろうか。
なんか悲しいし、ちょっと不満。
「もう、クッキーなんか知らない」プイとむくれてやった。
かまくらは、頑張れば大人4人が入れる立派なものになった。作ったのは主に父と夫。キャンドルまで立てて、いい雰囲気だ。
妹は仕事だったので、母がお米から作った甘酒で、父、母、夫、私の四人、キャンドルを焚いたかまくらの中で乾杯をした。
ちょっと狭かったけど、雪国らしくて楽しかった。
後は、クッキーの散歩に出かけたり、秋田駅前で福袋を買ったり、家族麻雀をしたり、ゴロゴロしたりした。
その間、何度かイライラすることもあったけれど、近しい家族だから余裕がなくなるのだと、気にしないようにした。
そしてあっという間に帰省の日。
母は大阪に持っていくようにと、朝から煮物やひじきを作ってくれていた。
父が仕事だったため、荷物をまとめ、妹の車で秋田空港へ向かう。
帰るとなると、やっぱり寂しい。
空港で母が四人分のソフトクリームを買ってくれ、みんなで「美味しいね」と食べた。
飛行機の時間も迫り、「じゃあ、またね」と名残惜しいけれど、お別れする。
機内に入ると夫が「4月後半くらいにはもう里帰りだから、今回はそんなに寂しくないんじゃない?」と言った。
「え?」と考える。
今妊娠17週。里帰り出産の予約をした病院からは「34週頃には来てください」と言われている。
本当だ。3ヶ月後にはまた戻るのか。
なんか拍子抜けして、拍子抜けしたら眠くなり、眠っている間に大阪に到着してしまった。
こうして、年末年始の慌ただしい帰省も終わり、沢山のお土産と一緒にマンションに戻ってきた。
部屋が綺麗で嬉しくなる。年末に掃除をしておいて本当によかった。
なんかとてもホッとする。
「我が家が一番だぁ」と夫も寝転がった。
いつの間にか、青森でも秋田でもなく、このマンションが私と夫の家になっている。
そうやって、新しい世帯、『家』が生まれていくのだなと思った。
御飯の手伝いくらいで、後は家の中でゴロゴロしている。朝から夜までしっかり出される食事を食べ続けていたら確実に太る。
だけど外は雪。大阪とは異なり、長時間の散歩は難しい。
そこで、かまくらを作ろうと思い立った。同じくコタツの中でゴロゴロしている夫を無理やり引っ張り出し、父にやり方を聞いて、畑の一角に雪を寄せ始めた。
すぐにできると思っていたけれど、結構面倒くさい。飽き性の私はいい運動になったし、もういいかなと諦めてしまう。
ところが。
いつの間にか、イヤイヤ付き合わされている雰囲気だった夫と父の方が「この辺の雪の固め方が甘い」とか「こっち積みましょうか?」とか話しながら、夢中になっている。
しばしかまくら制作を二人に預けて、愛犬クッキーの犬小屋へ向かった。
せっかくだし、庭に放してやろう。
鎖を外して「来い」と命令すると、しっぽを振りながら私の足に纏わり……つかない。
何度呼んでも、私の少し手前で立ち止まり、悩むようにウロウロする。まるで、似ているけど違う人と疑っているみたい。
こんなこと初めてだ。
その後なんと、私を通り過ぎ、夫にジャレついたのだった。
「なんで~??」と驚く。
「もしかして、妊娠ホルモンのせいで匂いが変わっちゃってるんじゃない?」とクッキーをあやしながら夫が言った。
そんなこともあるのだろうか。
なんか悲しいし、ちょっと不満。
「もう、クッキーなんか知らない」プイとむくれてやった。
かまくらは、頑張れば大人4人が入れる立派なものになった。作ったのは主に父と夫。キャンドルまで立てて、いい雰囲気だ。
妹は仕事だったので、母がお米から作った甘酒で、父、母、夫、私の四人、キャンドルを焚いたかまくらの中で乾杯をした。
ちょっと狭かったけど、雪国らしくて楽しかった。
後は、クッキーの散歩に出かけたり、秋田駅前で福袋を買ったり、家族麻雀をしたり、ゴロゴロしたりした。
その間、何度かイライラすることもあったけれど、近しい家族だから余裕がなくなるのだと、気にしないようにした。
そしてあっという間に帰省の日。
母は大阪に持っていくようにと、朝から煮物やひじきを作ってくれていた。
父が仕事だったため、荷物をまとめ、妹の車で秋田空港へ向かう。
帰るとなると、やっぱり寂しい。
空港で母が四人分のソフトクリームを買ってくれ、みんなで「美味しいね」と食べた。
飛行機の時間も迫り、「じゃあ、またね」と名残惜しいけれど、お別れする。
機内に入ると夫が「4月後半くらいにはもう里帰りだから、今回はそんなに寂しくないんじゃない?」と言った。
「え?」と考える。
今妊娠17週。里帰り出産の予約をした病院からは「34週頃には来てください」と言われている。
本当だ。3ヶ月後にはまた戻るのか。
なんか拍子抜けして、拍子抜けしたら眠くなり、眠っている間に大阪に到着してしまった。
こうして、年末年始の慌ただしい帰省も終わり、沢山のお土産と一緒にマンションに戻ってきた。
部屋が綺麗で嬉しくなる。年末に掃除をしておいて本当によかった。
なんかとてもホッとする。
「我が家が一番だぁ」と夫も寝転がった。
いつの間にか、青森でも秋田でもなく、このマンションが私と夫の家になっている。
そうやって、新しい世帯、『家』が生まれていくのだなと思った。