自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
1月14日(月)

 朝6時起床。ちょっと寝坊。体も重い。

 パソコンに向かうが眠気で集中力が低下し、思うように進まなかった。


 夫が8時過ぎに起床。二人でエッグタルトを食べる。


 午前中に夫の実家から荷物が届く予定。それまでは撮りためていたビデオを見てゆったり過ごした。


 荷物が到着。りんご酢、りんごゼリー、アップルティ、わかめでできたヘルシーな麺、野菜ジュース、チョコレートなどが入っていた。

 帰省中、あまり食べれなかった私を見て、食べやすそうなもの、飲みやすそうなものを送ってくれたようだ。

 ありがたく頂こうと思う。



 久しぶりにお昼ご飯を作った。


 と言っても、メニューは塩鮭、卵焼き、サラダをプレートに乗せたもの。デザートに手作りの紫芋羊羹を添え、お味噌汁の代わりに、昨日の鍋の残りを温めた。



「うまい!」とおかずと一緒にご飯を3杯もおかわりする夫。

 本当に美味しそうにご飯を食べるなぁと、感心する。




 午後はJTBのお店に行くため、梅田に出かけた。

 家にあった3万円分のJTBのギフト券で、2月の三連休に温泉旅館に泊まろうと計画を立てている。

 良さそうなパンフレットをいくつかピックアップして、家に戻ってから話し合おうということになった。

 次に伊勢丹のマタニティ用品店へ。

 出産後の体型をキレイにするために、産前から使用できる骨盤ベルトを買おうと思っていた。


 でも、お店に並ぶマタニティ用品を見てげんなりする。

 最初に目に付いたのが、機能性下着というやつ。ブラもショーツも、まるでおばあちゃんの下着のようだ。その上バカ高い。

 全く購買意欲が沸かない。


 本当にマタニティ用品って可愛くないものが多い。

 機能性はもちろん重要だけど、デザインだって重要だと思う。

 それとも、一般的な妊婦さんは一時的なものだからデザインなんて気にしないのだろうか。

 でも、私みたいな妊婦だっているはずだ。


 安くて可愛くて、機能性も兼ね揃えたマタニティ用品のお店を立ち上げたら、絶対儲かる気がする。

 結局、産前から使える骨盤ベルトもなかったので、早々に退店した。


 それからしばらく、街中をぶらついた。2時間のウィンドウショッピングで、約200kcal消費できるらしい。楽しみながらの運動。


 
 ただ、街中は誘惑も多かった。

 食べ物の匂いに誘われ、つけ麺を食べてしまった。妊娠してから初めてのラーメン。めちゃくちゃ美味しかった。


 家に帰り一息つくと、身体が疲れきって動けなくなった。動けないのに甘いものが食べたくなる。

「オレも食べたいから、アイス買ってくるよ」と夫がコンビニに出かける。



 夫が出かけているあいだに、本気でアイスが食べたくて、食べたくて仕方なくなった。

 楽しみに待つ。


 でも……

 夫が買ってきたのは私が苦手なサワー味。ひとくち食べたけれど、やっぱり食べれなかった。


 謝る夫に「どうせ食べたらすぐ太るからこれでよかった」と笑う。アイスを買いに行けなかった自分が悪いのだ。



 お風呂に入る前、体重測定。また増えている。しかも、今までで一番重い。




 湯船に浸かっていたら、涙が出た。





 頑張って運動しても報われない。

 少しでも高カロリーのものを摂取すれば太る。

 お腹も大きくなってきて、妊娠線が出たらどうしようと怯えている。

 出産後、体型が崩れたらどうしようと怯えている。




 小雪が産後ケアの充実した韓国の産院で出産したのは、キレイなボディを維持するためだと思う。

 お金があれば、私もそうしたい。



 胎児の健康はもちろん大事だけど、妊婦の女性としてのケアだって十分大切だ。


 もっと妊婦のためのビューティーケアの制度が充実してくれればいいのに。










 

















 















 






 
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