自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記
2月
2月1日(金)
朝から夫と喧嘩した。
昨日夜勤だった夫に、食事制限の成果が出たことを話した。
ウキウキしていた。毎日食べたいものを我慢して、すごく頑張ってるから嬉しかった。
「豆腐カレーのおかげで昨日も体重が減ったんだよ」
「おお、良かったじゃん。オレのおかげだね」
「うん、ありがとう」
ちゃんと感謝した。
「あとね、お昼はパンを我慢して、散歩がてら398円のお刺身盛り合わせを買って食べてるの。それも絶対ダイエットに効いてると思う」
「ええ!? 昼に刺身なんか食べてるの?」
あまりの言い方にカチンとなった。
夫は昼に肉まんを食べたりファミチキを食べたり、スニッカーズを食べたりしている。
398円のお刺身を食べるのよりもお金がかかっているのに。
私はそれ以外ほぼりんごと寒天。夫が夜にガリガリ君を食べているとき、私は水を飲んでいる。
おやつは一日に低カロリーのコンビニスイーツひとつだけ。
食べたくて仕方ない揚げ物も、ご飯も、パンも諸々我慢しているのに、お刺身盛り合わせも食べちゃいけないのか。
しかも、500円以上するような高価なものでもないのに。
「398円のお刺身も食べちゃいけないの??」
「別に。ただ贅沢だなって思っただけ」
「Y(夫)のお昼代より安いのに??」
問いただすと、「別に刺身の問題じゃなくて、もっとオレのカレーのことを褒めて欲しかった」と言う。
「さっき、感謝してるっていったじゃん! ありがとうって昨日も一昨日も何度も言ってるじゃん」
「でも足りない。もっと感謝して欲しい」
爆発する。
「だったらもうカレーなんて作んなくていい!!」
夜勤明けの夫もカチンとなる。
「何それ。そういうこと言うの?」
「だってダイエットに協力してくれるって言ったのに、そんなに沢山こっちが感謝しなくちゃいけないんだったら逆にストレス溜まるもん」
「ちょっとくらい感謝してくれたっていいだろ」
「だからさっきもありがとうって言ったじゃん! 昨日も一昨日も言ってるよね?」
「でも足りないんだから、もっと言えばいいじゃん」
「なんでお刺身盛り合わせの話しただけで、こんなに言われなきゃなんないの!毎日必死で食べたいもの我慢してるのに! たった398円の刺身すら食べちゃいけないの?」
頭に来て、わけがわからなくなって泣きじゃくる。
夫はイライラしながら時計を見る。
「じゃあごめんね!! 遅刻しそうだからもう行くね!!!」
「この状態で、一人にするの?」
「オレに仕事休めって言うわけ? 出来るわけないよね」
簡単に仕事を休めないのは分かっている。
だけど、辛くてそばに居て欲しい時は仕事を休んでくれるって言ってたのに。
結局、泣き続ける私を残して夫は仕事に出かけた。
もう嫌だと思った。
夫に嘘つき!とメールを送った。
嘘つき嘘つき嘘つきと。
夫から返信があった。「もう嫌だ」
そんなの、こっちのセリフだ。
こんなに辛い思いを、もう続けられない。何のメリットもないじゃないか。
インターネットをぼおっと見つめる。
堕胎できる時期は妊娠21週5日までと書いてあった。
明日から妊娠21週目に入る。まだ間に合う。
本気なのか、そうじゃないのか、よく分からなかった。
ほうけながら、堕胎してくれる産婦人科を見つけ地図をプリントアウトした。
安いビジネスホテルも探す。
夫にメール。
「今ならギリギリ堕胎できるから、明日産婦人科についてきてください。夫の承諾書が必要みたいなので。今日はどこかホテルを探して泊まります。明日10:00に十三駅に来てください」
何も考えられなかった。ぼおっとしながら、出かける準備を始める。
夫から着信。
無視。
留守電のメッセージに「勝手に決めないでください」とあった。
イライラして電話する。
「もしもし」と夫。「じゃあどうすればいいの? あんな状態で大阪にひとりきりにして。辛くていて欲しい時は会社休んでくれるんじゃなかったの?」
また、泣きながら怒鳴り続けた。色々怒鳴った。
「今回はオレが悪かった。早く帰るから話し合おう」
電話を切る。ぐったりしていた。
まだ涙が止まらない。横になりながら泣き続ける。せっかく塗ったマスカラも真っ黒だ。
気がつくと、そのまま夕方まで眠ってしまっていた。
夫が帰宅。何やら食材を冷蔵庫に詰め、台所に立っている。
それをぼおっと眺める。
夫が私に気づき「本当にごめん。配慮が足りなかった」と謝った。
「オレも頑張るから。仲直りに今川焼き食べよう。レンジであっためてあげる」
二人で仲直りのコンビニスイーツを食べる。
夕食は夫の豆腐カレー。
まだまだ波乱万丈。
色々不安だらけだけど、今日は疲れたし、何も考えずに寝ることにした。
朝から夫と喧嘩した。
昨日夜勤だった夫に、食事制限の成果が出たことを話した。
ウキウキしていた。毎日食べたいものを我慢して、すごく頑張ってるから嬉しかった。
「豆腐カレーのおかげで昨日も体重が減ったんだよ」
「おお、良かったじゃん。オレのおかげだね」
「うん、ありがとう」
ちゃんと感謝した。
「あとね、お昼はパンを我慢して、散歩がてら398円のお刺身盛り合わせを買って食べてるの。それも絶対ダイエットに効いてると思う」
「ええ!? 昼に刺身なんか食べてるの?」
あまりの言い方にカチンとなった。
夫は昼に肉まんを食べたりファミチキを食べたり、スニッカーズを食べたりしている。
398円のお刺身を食べるのよりもお金がかかっているのに。
私はそれ以外ほぼりんごと寒天。夫が夜にガリガリ君を食べているとき、私は水を飲んでいる。
おやつは一日に低カロリーのコンビニスイーツひとつだけ。
食べたくて仕方ない揚げ物も、ご飯も、パンも諸々我慢しているのに、お刺身盛り合わせも食べちゃいけないのか。
しかも、500円以上するような高価なものでもないのに。
「398円のお刺身も食べちゃいけないの??」
「別に。ただ贅沢だなって思っただけ」
「Y(夫)のお昼代より安いのに??」
問いただすと、「別に刺身の問題じゃなくて、もっとオレのカレーのことを褒めて欲しかった」と言う。
「さっき、感謝してるっていったじゃん! ありがとうって昨日も一昨日も何度も言ってるじゃん」
「でも足りない。もっと感謝して欲しい」
爆発する。
「だったらもうカレーなんて作んなくていい!!」
夜勤明けの夫もカチンとなる。
「何それ。そういうこと言うの?」
「だってダイエットに協力してくれるって言ったのに、そんなに沢山こっちが感謝しなくちゃいけないんだったら逆にストレス溜まるもん」
「ちょっとくらい感謝してくれたっていいだろ」
「だからさっきもありがとうって言ったじゃん! 昨日も一昨日も言ってるよね?」
「でも足りないんだから、もっと言えばいいじゃん」
「なんでお刺身盛り合わせの話しただけで、こんなに言われなきゃなんないの!毎日必死で食べたいもの我慢してるのに! たった398円の刺身すら食べちゃいけないの?」
頭に来て、わけがわからなくなって泣きじゃくる。
夫はイライラしながら時計を見る。
「じゃあごめんね!! 遅刻しそうだからもう行くね!!!」
「この状態で、一人にするの?」
「オレに仕事休めって言うわけ? 出来るわけないよね」
簡単に仕事を休めないのは分かっている。
だけど、辛くてそばに居て欲しい時は仕事を休んでくれるって言ってたのに。
結局、泣き続ける私を残して夫は仕事に出かけた。
もう嫌だと思った。
夫に嘘つき!とメールを送った。
嘘つき嘘つき嘘つきと。
夫から返信があった。「もう嫌だ」
そんなの、こっちのセリフだ。
こんなに辛い思いを、もう続けられない。何のメリットもないじゃないか。
インターネットをぼおっと見つめる。
堕胎できる時期は妊娠21週5日までと書いてあった。
明日から妊娠21週目に入る。まだ間に合う。
本気なのか、そうじゃないのか、よく分からなかった。
ほうけながら、堕胎してくれる産婦人科を見つけ地図をプリントアウトした。
安いビジネスホテルも探す。
夫にメール。
「今ならギリギリ堕胎できるから、明日産婦人科についてきてください。夫の承諾書が必要みたいなので。今日はどこかホテルを探して泊まります。明日10:00に十三駅に来てください」
何も考えられなかった。ぼおっとしながら、出かける準備を始める。
夫から着信。
無視。
留守電のメッセージに「勝手に決めないでください」とあった。
イライラして電話する。
「もしもし」と夫。「じゃあどうすればいいの? あんな状態で大阪にひとりきりにして。辛くていて欲しい時は会社休んでくれるんじゃなかったの?」
また、泣きながら怒鳴り続けた。色々怒鳴った。
「今回はオレが悪かった。早く帰るから話し合おう」
電話を切る。ぐったりしていた。
まだ涙が止まらない。横になりながら泣き続ける。せっかく塗ったマスカラも真っ黒だ。
気がつくと、そのまま夕方まで眠ってしまっていた。
夫が帰宅。何やら食材を冷蔵庫に詰め、台所に立っている。
それをぼおっと眺める。
夫が私に気づき「本当にごめん。配慮が足りなかった」と謝った。
「オレも頑張るから。仲直りに今川焼き食べよう。レンジであっためてあげる」
二人で仲直りのコンビニスイーツを食べる。
夕食は夫の豆腐カレー。
まだまだ波乱万丈。
色々不安だらけだけど、今日は疲れたし、何も考えずに寝ることにした。