愛しの黒ライオン



どんなって、いつも黒い髪を背中に下ろして色気も何も無い髪型。たまに暑ければ後ろでまとめて終わり。


『べ、別に無いです』
『分かった、髪に触れてもいいか?』


コクリ頷くと獅子さんは優しく髪に触れた。


トクンと髪に触れられただけで心臓が飛び跳ねる。

さっきの女の人の気持ちが分かった。

まるで魔法に掛かったように気持ちがふわんとして心地がいい...
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