愛しの黒ライオン




帰ろう、何だか気まずくなってきたし私の入る余地なんて無い。


『あ、あの...昨日は、ありがとうございました。今日も、こんなにしてもらって又お礼に来ます』

椅子から立ち上がると頭を下げ風斗さんに教えてもらった出口の方へ足を向けた。


もっと獅子さんの傍にいたい。でも私の居場所なんて、どこにもない。



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