愛しの黒ライオン
絶対無理。
『そ、それなら行きません』
持たれている手を思いっきり離そうとした。
『嘘に決まってるだろ、利子なんて要らない。それにカラオケ代は出してやる。だから、そんな困った顔をするな』
獅子さんは、そう言って私の頭をポンポンと叩くと手をクっと掴み直して家に戻った。
そして、そのまま5人でカラオケに向いカラオケに来るも獅子さんの隣にはピタリと肉食女子が張り付き
強かな視線が私を襲っている、そんな状態で今に至るんです。