愛しの黒ライオン


「そんな感じですよね...私も初めて会った時、助けてもらって」

そうか...優しいからカラオケに行きたそうにしていた私を見て可哀そうだって思ったんだ...

胸が痛くて泣きそうだよ。

「あの...トイレに行ってきます」
「分かったわ、早く帰って来てね」

座っているソファーから立ち上がるとBOXから出て化粧室へ向かった。





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