愛しの黒ライオン
.....足の裏はボロボロだった。足の痛さと胸の痛さで、どっちの痛みなのかさえも分からないくらい
辛くて痛くて息が止まるくらい苦しくて...
それ以上に嫌われたくないから先輩の家へ行った自分も情けなくて...
大好きになった先輩は、私の事を1つも見ていなかった。
だけど今までの楽しかった思い出が、その苦しさを邪魔して、どう受け止まれば、いいのか分からなかった。
目がパンパンになるまで悩んだ。
明日になれば、きっと先輩は謝ってきてくれるって。
だけど...現実とは、そう上手くいかなかった。