愛しの黒ライオン




「牡丹!?」

「カラオケ代又近い内に払いに行きます...」

電車のドアが閉まろうとする瞬間、獅子さんは隙間をぬって1人で入ってきた!?


「なぁっ、何をしてるんですか、危ないじゃないですか?」

「危なくなかっただろ、今こうしているんだから」

「子どもじゃないんだから!」

「じゃぁ~黙ってお礼も言わず帰る奴は、子供じゃないって言うのか?」


閉まったドアの前で、獅子さんを見つめた。




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