愛しの黒ライオン
だって知らない世界を知り世の中はこんな物だって両目を開けて見れたんだもの。
「うんん...全然、辛く無かったよ...反対に良かったって思う」
「...大人だな...もし俺がお前の立場だったら、今頃、道外れていたかもな?」
道外れてた?って事は...そっち系?
むしろ、そっち系なら、今のままでもいけるような気がする。
チラっと獅子さんを見つめ、クスっと笑った。
「お前な...何笑ってるんだ、俺は、堅気(カタギ)だ」