愛しの黒ライオン



ベッドの淵に座り昨日の出来事を思い出した。

《牡丹、窓の外見てみろよ》その瞬間、獅子さんの唇が私の唇に触れ

何が起きたのか理解できなくて熱くなった顔を電車が止まるまで下に向けていた。

そして駅についてから

『あ、あの...家が駅から歩いて15分の所なんで大丈夫です帰ります』

借りて来た猫みたいに大人しくなって...



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