愛しの黒ライオン



けど血のつながりも薄い、そんな人間が割って入って良いとも思えない。


「牡丹ちゃん、もし一緒に住むのがイヤじゃ無くて遠慮したいと言うなら他の部屋を借りてあげるよ」


叔父さんは、気を使ってる。これから奥さんと子供を養わないといけないのに。


「大丈夫です、もう19歳になるんで。こんなに良くしてもらって、それだけで十分です。アパートも自分で探します」




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