愛しの黒ライオン




って、いつまで耳タブに触れてるんですか?しかもネジルように揉まないで下さい。ドキドキして堪らないです。


『いつまで触れてるんですか...』


『お前の頬とか耳タブって柔らかくてビーズクッションみたいに気持ちいいな...齧りたくなる』


・・・んなぁ!?

耳まで赤くなった顔に手を当て獅子さんの触れてる指を離そうと体を逸らす。



『...面白いな、青虫みたいだ』


青虫?


『人の耳タブ触っといて青虫は無いですよね?』


『お前...可愛いな』

おちょくられてる?


『バ、バカにしないで下さい』
『こっち来いよ』




< 203 / 510 >

この作品をシェア

pagetop