愛しの黒ライオン



獅子さんは、少し離れた私の腕をくいっと引っ張り頭をクシャクシャとした。


『いや~髪が乱れちゃう~』

『後で、結ってやるから...兎に角今はクシャクシャにしたいんだ~』


『嫌です~』

するとチリンチリンと店の扉が開くと同時に『獅子さん、お祝いに来たわ~』と


あの肉食女子沙耶さんが香織さんと嬉しそうに店の中に入って来たのだ。





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