愛しの黒ライオン


椅子から立ち上がると何かを手に持ち私の座っているベッドの上に放った。


...私の財布。


「獅子、そんな事言うなよ、頭ぶつけたんだぞ、それに...」


それに、何...?


「殴られた所を見て、お前持っていた大好きな桃落としてまで助けただろ。しかも殴った相手ボコボコにして止めるの大変だった」






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