愛しの黒ライオン



風斗さんは、そう言うと頭をクシャリとつかんだ。


「風斗喋りすぎだ、口縫ってやろうか」


獅子さんは風斗さんを軽く睨むと、さっき居た場所へ戻り椅子に座った。


「それより牡丹ちゃん勝手に財布見てごめんね...だけど、ほら、何か合った時連絡しよう無いでしょ?」


その通りだと思う。


財布の中身を見られても別に気にはしない。タダ財布の中に入っている大切なものがあればいいの。



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