愛しの黒ライオン


「えっと...実は...住み込みの仕事を見つけて...その...」

「どうして、急に引越しなんて」


叔父さんの声が少しだけ低くなる。


相談もせず勝手に決めて出て行くのだから普通なら恩知らずって罵られてもおかしくない。


「すみません...勝手に決めて」

叔父さんは、軽くため息を吐くと髪をかき上げ





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