愛しの黒ライオン


叩かれた頬に手をあてると、なりふり構わず家から飛び出した。

叔父さんなって大っ嫌い。


どうして私は叔父さんから離れちゃいけないの?


叔父さんは、私が居るのに再婚を踏み切ったのよ?

それは叔父さんの幸せだよ


だから嫌な顔もせず、おめでとうだって言ったでしょ。


なのに今度は私が住み込みで働くって事を知った途端《牡丹は、預けられない》って...




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