愛しの黒ライオン




「牡丹、明日も来るからな」


家の前で下ろされ、何が起きたのか今でも理解できないまま。


どうしてキスされたのか...?


「はい...」
「おい...聞いてるのか?」
「き、聞いてます」

獅子さんの顔がまともに見れない。

「叔父さんには、謝っておけよ」


獅子さんに言われると、素直に謝った方がいんじゃないかって思う。

「うん...」

獅子さんは、下に向けている私の頭をポンっと叩き




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